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東急電鉄の女性専用車両に批判集中

東急電鉄(東京急行電鉄)の女性専用車両に批判が集中している。「東急電鉄は男性を侮辱・差別した女性専用車両を行う反社会的企業」であると批判される。東急グループの商品を購入しない東急不買運動や女性専用車両に乗り続ける「抗議乗車」にも発展している。東急東横線の利用客減少が止まらない理由として湘南新宿ラインと終日女性専用車が挙げられるほどである。

東急電鉄は2005年7月25日に終日女性専用車両を導入した。12歳以上の男性全てを一律に性犯罪者予備軍と決め付け、横浜方面の先頭車より締め出した。東急電鉄は休日には「本日は女性専用車両の運用を行っておりません、どなたさまもご利用いただけます」 とアナウンスした。金を払っている乗客に対し、偉そうにふんぞり返った態度である。東急電鉄の勘違いは甚だしい。

「特定非営利活動法人 年齢差別をなくす会」は東急電鉄に対して、女性専用車輌の導入に関する意見書を提出した(2005年8月29日)。 これに対し、東急電鉄はピント外れの回答をした(2005年8月29日)。

神奈川新聞が東急東横線の女性専用車導入について、ネット上で実施したアンケートでは201件の回答があり、内訳は反対131、賛成27、その他43であった。実施期間は導入初日の7月25日より8月8日までである(「女性専用車両の終日導入に大きな反響/東横線・MM線」神奈川新聞2005年9月18日)。
http://hayariki.x10.mx/mccmccmcc3.html

東急電鉄は痴漢抑止のための根本的な対策(混雑緩和、セキュリティ対策、車内巡回)は採らず、表面的なイメージ向上のために特定の乗客に負担を強いる。特定の乗客に負担を押し付ける。同一運賃を払っているのに男性が乗れない車両があることは不合理である。

10両編成の電車に、女性専用車両が1両設定されていたら、女性が乗車可能な車両は計10両、男性が乗車可能な車両は計9両になる。同じ料金を支払ってサービスに差をつけることは男性差別である。

女性専用車両は、一見すると女性を尊重しているようであるが、女性専用車両以外の女性に対しては無頓着である。しかも女性専用車両導入が男性差別であることに全く気づいていない。これでは性差別にも無神経と言わざるを得ない。

女性専用車両導入により、空いている車両と混雑している車両が発生し、乗り切れない場合や乗降時間が長くなる場合があり、列車遅延の原因にもなる。乗車率が偏ると事故にもつながりかねない。男女グループで乗る場合、別れ別れになるか、普通車両に乗ることになる。父親と娘が乗る場合、子供を混雑した車両に乗せなくてはならない

女性専用車両導入により、男性が一両分使えなくなるが、それによって一般車両の混雑率がどの程度増加するかについてはニュースリリースでは一言も触れられていない。これでは女性専用車導入について都合の悪い情報を隠蔽していると言われても仕方ない。

しかも女性専用車両の痴漢抑止効果は疑問視されている。女性専用車両に乗らない女性は、痴漢の被害にあっても止むを得ないということになりかねない。実際、乗客の多くは乗車駅や下車駅の階段に近い車両を選ぶものである。

先頭車両を専用車両とすることにも批判がある。「先頭車は事故の時に怖い」「人身事故を見てしまう可能性がある」との懸念から、先頭車を避ける女性は多い。この点からも東急電鉄がイメージ先行で、女性心理を真摯に分析していないことがわかる。
http://www.hayariki.net/1/27.htm
もし男性専用と女性専用に完全に分離することができれば車内の痴漢を撲滅することができるだろう。しかし専用車両は一部にとどまり、混雑度の増した一般車両に乗車する女性には痴漢冤罪のリスクが上昇している。痴漢対策とは無関係な女性優遇サービスにすらなっていない。

東急電鉄からはアパルトヘイト政策下の南アフリカでの白人専用車両を想起させる。米国では、黒人と白人の専用車両を設けることを合憲とした1896年の最高裁判決は20世紀の半ばまでに完全に覆された。東急電鉄はアメリカや南アフリカで白人専用車両が廃止された歴史を知らないのだろうか。
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