忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

二子玉川ライズとの比較

渚地区再開発の失敗は二子玉川ライズの参考になる点が多い。

第一に地権者本位の再開発ではないことである。渚地区再開発の最大の地権者は熱海市で、ゼネコンやコンサルの先行が問題になった。二子玉川ライズも東急グループが事業用地の85%以上を有している。

第二に自然環境の良さをアピールしながら、再開発で自然環境を破壊する矛盾である。渚地区再開発は観光の活性化を掲げたものの、計画は海からの景観を遮る巨大建築物であった。多摩川や国分寺崖線の自然環境をアピールする二子玉川ライズも、自然を破壊して高層ビルを建設する。大企業グループによる自然環境と住民生活の圧迫・破壊である。開発前の二子玉川再開発地域は以下のように説明されている。

「敷地全体はこんもりとした樹齢の高い樹木に覆われ、春は桜が満開になって、多摩堤通り土手上の桜と相まって、住民が自由に立ち入ることのできる自然豊かな散歩空間となっていた。住民や、町を訪れた人々は、敷地内で施設利用の他、森林浴や花見を楽しむなどして過ごし、多摩川をわたる風が吹き抜ける広い空が確保された自然豊かな空間であった。」(二子玉川ライズ住民訴訟控訴理由書)

第三に地権者の反対運動から住民反対運動への広がりである。渚地区再開発は市民の反対署名運動に発展した。二子玉川ライズの反対運動も儒環境を破壊される周辺住民から、補助金支出に異議を唱える世田谷区民や都民に広がっている。住民運動は全国各地に広がる自然や住環境破壊と同根の問題であるとして、全国の住民運動や有志・有識者とも協力関係を深めている。

賛否両論のあった渚地区再開発の中止は市長の政治的決断に負うところが大きい。議会では推進派が多数を占める中での中止である。保坂展人・世田谷区長の決断を期待したい。二子玉川ライズの建設工事が世田谷区玉川の自然環境と住環境に重大な影響を与えていることは明らかな事実であり、世田谷区は慎重な態度で臨むことが求められる。第1期事業の問題が解消するまで第2期事業の工事を延期することなどが必要である。
http://www.pjnews.net/news/794/20111120_1
TwiTraq
http://twitraq.userlocal.jp/user/hayachikara
PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする